テーブルクロスの意外な過去

●手拭きとして使用されていたテーブルクロス

普段は家庭やレストランなどで見かけるテーブルクロス。私達はお洒落なインテリアとして認識していますが、元々は汚れた口や手を拭うためのものだったそうです。その起源は古く、8世紀頃に始まり13世紀頃には役割が明確になりました。8~13世紀の食事作法は、映画などで私達がイメージする敬虔で荘厳なヨーロッパとは程遠いものです。その頃は王族や貴族であってもテーブル一面に並べられた食べ物を手掴みで食べ、スープに至っては2人で1つの皿を一緒に啜っていたと言います。また、当時はまだテーブルと呼べるものが無かったので台の上に平らな板をのせ、その上にテーブルクロスを敷いて食卓として使用していました。そんな食事風景ですから、当然手は食べ物の汚れでベトベトになります。ナイフで行儀よく小さめに切られた肉ではなく、そのままかぶり付いていたため口周りも汚れだらけ。食べ物を置き、そして汚れた手と口を拭うためにテーブルクロスは長く垂らされて使われていました。

●特権階級の象徴としてのテーブルクロス

13世紀以降、次第にテーブルクロスは貴族の特権のシンボルとなり、庶民は使用が禁じられていました。純白のダマスクプリント仕立てや、家紋の入ったテーブルクロスもこの頃作成され始めます。非常に豪華で美しい特注品でしたが、まだこの頃でも手拭きとしての用途は失われていません。最高級のテーブルクロスで手や口の汚れを拭って食べるというスタイルが、裕福な者にしか出来ない贅沢だったのだそうです。ちなみに、この純白のダマスク印刷のテーブルクロスは現代でもイギリスやフランスでは正式な晩餐会や結婚披露宴などで伝統的に用いられています。

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